はんのよしえ 石神ちあき
詩の朗読とダンスのコラボレーションパフォーマンス
らせん -spiral-
先週土曜日に無事終了しました。
ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。
「書く」ということが、自分の中ではやっぱり軸になっとって、
書くことを自分の表現手段としてきたんじゃけど、
文字として、ではなく、もっとすっと、言葉が人に触れることはできんかなぁ、と
実はずっと考えとって、そうした中で今回行きついたのが朗読という形だった。
しかし、朗読、かぁ。
朗読は、演劇とはまたちょっと違う。
せっかくライブでやるんであれば、視覚的に何か欲しい。
どうしよう。
そんなことを悶々と考えとったときに、ちあきちゃんに出会った。
詩とダンス。
静と動。
そのふたつを上手く融合させることができるじゃろうか。
不安はあったけど、基本のスタンスが「まぁ、やりたいことはとりあえずやってみよう」なので、
やってみることに。
結果、思っとった以上に良い空間が創れたんじゃないかと思う。
元々、生で何かを観るのがすごく好きだった。
作り手が、ライブという形を選んだ以上、
その形で作品に触れるのが一番だと思っている。
音楽もお芝居も絵も。
DVDや作品集になってしまうと、それは全然違うものになってしまう。
(そちらの利点はポータブルであることと何度でも見れること。
否定しとるわけじゃないよ。)
生、というのはやはりいいものだなーと思う。
その日その時その場そこにいる人たちでしか
成立しえない空気。
たとえ同じ人が別の日に集まったとしても、
全く、寸分違わず同じものはできん。
その空間まるごと、空気まるごと、
来た人には味わってほしい。
たくさん、その空間の中で呼吸をしてほしい。
そんなことを考えながら、詩を書き、朗読しました。
内容については、来たひとそれぞれに感じてもらえれば。
舞台の中で朗読した詩は、今後こちらにアップするかもしれません。
そのときはそのときで、また言葉の世界を感じてもらえれば嬉しいです。
今回やってみて思ったことは、また次やりたい。
どういう形になるんかはまだわからんけど、
文字とは違う、言葉を、届けたい。
しかし続けるからにはもっと、クオリティを高めたい。
これからも考えながら、いろいろなものに触れながら、
作品づくりをしていきたい。